社員食堂を外部委託する際に注意するべきポイントについて解説!

公開日:2023/05/15   最終更新日:2023/05/23

社員食堂を外部委託

社員食堂といえば、企業が社員達を対象とした食堂や設備のことを指し、自社運営で食事を賄っているイメージがあると思います。しかし現在、実際には多くの会社が社員食堂を外部委託しています。今回は社員食堂の外部委託を検討する場合のメリットや、注意すべきポイントなどを解説します。

そもそも社員食堂は必要?

社員への福利厚生の充実、食や健康面でのニーズによって導入されるというケースも多いのが社員食堂です。福利厚生の充実としての社員食堂の充実は会社のアピールポイントにもなります。また、採用の際にもアピールできます。

そして、社員食堂のメニューは、管理栄養士が栄養バランスを考えて作ったメニューです。一昔前の社員食堂によくある「メニューが少ない」「野菜が入っていない」イメージと、今現在の社員食堂はまったく異なっているのです。

そのため、社員食堂でのバランスの取れた食事の提供は、従業員の健康増進や栄養管理を図る一助となり、社員の健康管理もできるのです。

社員食堂は時代遅れ、というイメージを持つ人も少なからずいますが、最近ではデリスタイル、カフェスタイルの社員食堂も増えてきています。

そして、時代に即した形の社員食堂というのは、従業員同士のコミュニケーションの場の提供でもあります。

業務中はなかなか話す機会のない社員たちの間でコミュニケーションの機会が増えることは、職場の風通しがよくなり、企業としての一体感や仕事へのモチベーションアップ、強いては業績アップにもつながっているのです。

そしてハードワークになりがちであり、周囲にコンビニや外食ができる場所の少ない郊外に工場が建てられていることが多い工場勤務の場合も、栄養バランスが配慮され、食事をするための移動時間も少なく済む社員食堂の導入はメリットが多いといえるでしょう。

社員食堂の業務を外部の業者に委託するメリット

今の社会はあらゆる分野で外部委託が普及しており、社員食堂もそのひとつです。

自社にとって、適切な業者に委託することはとても重要であり、更には自社で運営するよりは外部に委託する方がより多くのメリットがあるのです。

たとえば、調理スタッフの確保やメニューの調整、材料の仕入れなどのノウハウがある業者に任せることで、社員食堂を円滑に運営できます。

コストを削減したい場合は、人件費が浮くビュッフェ形式や弁当の配達という形を採用することも可能です。

外部委託すれば管理費などの経費はかかってしまうと思われがちですが、厨房のスタッフの雇用関連や労務管理といった手間はほとんどかかりません。

全体の予算の計算もしやすく、衛生管理や指導なども専門のスタッフが執り行ってくれます。

たとえば、食中毒が起きてしまった場合であっても、外部に委託している場合であれば、ほとんどは代行保障というものがあり、近隣で調理したものを配送で運んでくれるなど、欠食が起きないように対応してくれるのです。

第三者機関による抜き打ち検査などの衛生管理の徹底や、毎日栄養バランスのとれた飽きない献立の提供などをすべて外部に委託することで、企業側も本来の業務に専念することが可能なのです。

社員食堂を外部委託する際に注意するべきポイント

社員食堂の導入コストには厨房の設置や諸設備などにかかる工事や、社員分の食器一式などの購入といった初期段階で多くの初期費用と予算がかかります。

さらには、運営しつづけるためのランニングコストも発生します。そのため導入に二の足を踏む企業も少なくはありません。

しかしながら、社員食堂の外部委託はできる限り低コストで抑え、更にそのかけたコスト以上の価値を高める必要があるのです。

たとえ社内の食堂といえども、必ず衛生面に定評がある業者に依頼しましょう。

そして食堂を一般に開放する場合は、衛生面だけではなくセキュリティ面も対策する必要があります。

導入する企業で働く従業員のニーズや考え方を把握し、社員達にとって適切な価格帯での食事を提供してくれたり、メニューの相談ができたりする業者を選んでいきましょう。

委託業者が定期的に訪問し、衛生管理担当が常に巡回し、計画運営や調理教育担当が常に会社に合ったメニューを提案してくれる、そういった社員食堂の業者を選ぶことが重要です。社員の満足度が高ければ高いほど、社員食堂にかけたコストの回収にもつながります。業者選びはしっかりと行いましょう。

まとめ

一昔前のイメージと違い、現在の社員食堂では栄養バランスを考えた美味しいメニューを、カフェやデリスタイルなどで提供することも可能になっています。福利厚生として社員食堂は大きなアピールポイントになり、社員の健康管理から業務へのモチベーションアップなどにもつながります。調理スタッフの確保、メニュー制作、材料の仕入れなどのノウハウをしっかりと持っている外部に委託することにより、円滑な運営ができるようになるのです。導入コストはかかりますが、ビュッフェや弁当配達という形式などでコストを抑えることも可能です。社員の満足度が上がる社員食堂は、業績の向上にもつながるため、それにより社員食堂にかかるコストも回収することが可能なのです。社員食堂は自社で運営するよりも外部に委託したほうがメリットも大きいのです。

おすすめの給食委託会社早見表

サイト画像12345678910
企業名ニッコクトラストMEFOS(メフォス)LEOC(レオック)Green House(グリーンハウス)日本ゼネラルフード株式会社富士産業株式会社AIM SERVICES(エームサービス)一富士フードサービス株式会社コンパスグループジャパン日清医療食品株式会社
サービス一覧社員食堂
寮・保養所・研修施設
病院給食
高齢者施設
保育園
学校給食 など
保育園・幼稚園給食
学校給食
産業給食
福祉給食
病院・医療給食
社員食堂・寮の食事/カフェ
老人ホーム・福祉施設の給食
病院での患者給食・職員食
保育園・幼稚園の給食
アスリートの食事・栄養管理
外食事業・銀座おのでら など
食堂運営
弁当デリバリーサービス
ケータリングサービス
おせち料理の販売
エアラインケータリングサービス(機内食)
駅弁の製造・販売 など
コントラクトフードサービス
メディカルフードサービス
デリバリーサービス
ケータリングサービス
医療食事サービス
介護福祉食事サービス
学校給食サービス
社員食堂サービス
オフィス・工場
会議・研修施設/保養所/寮
病院/高齢者施設
保育園・幼稚園
学校
オフィスドリンクサービス など
医療・福祉施設
幼稚園・保育所
社員食堂
学校給食
寮・研究所
保養所・クラブ
オフィス・工場でのフードサービス
学校給食・教育関連施設でのフードサービス
病院でのフードサービス
有料老人ホーム・高齢者施設でのフードサービス
給食業務(コントラクトフードサービス)
病院・社会福祉施設
保育施設
特徴ヴィーガンにも対応!どんな時代もお客様に求められる進化をし続けるニッコクトラスト教育・研修プログラムの徹底でスキルアップを目指した企業を意識LEOCは「人のために尽くしたい」という想いを「食」に込めて届ける企業食を通して喜びを。人の喜びに重きを置くGreen House独自の「食品衛生管理基準」に基づき徹底した衛生管理を行う給食依託企業医療・介護福祉食事サービスのパイオニアとして最先端の取り組みを実施食を通じてお客様の満足向上に取り組み続ける企業食をとおして顧客をサポート。メニュー開発から提供までワンストップで対応多くの顧客のニーズに応えられるよう、技術・ノウハウを蓄積する企業顧客に合わせた調理法をもとに、日々楽しめる食事サービスを提案
ヴィーガンへの対応ありなしありありなしなしなしなしなしなし
詳細リンクもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しく
公式リンク公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

おすすめ関連記事

検索

【NEW】新着情報

学校や企業の給食運営において、給食委託には全面委託と部分委託の2つの方法があります。それぞれの委託方法には独自のメリットやデメリットがあり、選択によって運営効率やサービスの質に影響を与えます

続きを読む

  給食委託の導入は、多くの学校や企業で検討されている選択肢です。そこで本記事では、給食委託のメリットとデメリットを徹底的に解説し、どのような点に注意すべきかを詳しくみていきます。

続きを読む

  給食委託は、学校での利用が一般的と考えがちですが、それだけにとどまりません。多様なニーズに応えるため、病院、介護施設、企業の社員食堂など、さまざまな場所で給食サービスが導入され

続きを読む

  学校で行われる食育は、子どもたちが健康な食生活を身につけるための重要な取り組みのひとつ。食について学ぶということはとても大切なことです。本記事では、実際の学校現場で行われている

続きを読む

近年、給食サービスが進化し、ヴィーガン・ベジタリアン向けのメニューが登場しています。植物性食品を重視し、バリエーション豊かな味わいが特徴です。本記事では、学校や企業、医療機関が導入しつつある

続きを読む

給食の方法にはさまざまな選択肢があり、それぞれに魅力があります。この記事では、現地調理とクックチル方式の比較を通じて、最適な食事提供方法を解説します。どちらがより適しているのか、導入すべきな

続きを読む

給食は施設運営において欠かせない要素です。本記事では、給食委託の仕組みやそのメリット、効率性と健康性を両立させるための重要なポイントを解説します。外部委託と直営の違いから給食サービスの選び方

続きを読む

給食における牛乳の提供は、子どもたちの成長に欠かせない栄養と、健康な食習慣を育むための重要な要素です。この記事では、牛乳が給食に取り入れられる理由やその歴史について解説します。栄養面や教育の

続きを読む

給食センターでは、栄養バランスを考えた献立作成から調理・配食まで行っています。調理師や栄養士が主役として、食材選定や料理の腕を活かす一方、パートやアルバイトが助け合いながら下準備や配膳に携わ

続きを読む

給食調理委員は、学校や施設において、栄養バランスや衛生面を考慮して給食を提供する重要な役割を担います。食材の選定や調理法の決定、栄養価の計算など、多岐にわたる業務が求められます。この記事では

続きを読む